中学校の数学の場合を考えてみます。中学の数学は1977年も現在も、週あたりの授業時間は変わっていません。公立中学でだいたい週4時間が基本になっています。ではページ数ではどうなっているでしょうか。1979年度の東京書籍版『新しい数学』3年のページ数は227ページ(「付録」を除く)、一方1996年度の同じ出版社の教科書は206ページです。ページ数は約10%も少なくなり、本が薄くなっているのです(1987年の教科書は77年に比べて実に15%も少なくなっていました)。薄くなった原因は何かを考えてみますと、2つの理由が挙げられます。1つは明らかに練習問題の量が少なくなっていることです。そして学習しなければならない項目(文部省で決められています)が違っている(正確にいうと少なくなっている)ことが2つ目の理由です。ちなみに、苦手科目を克服するために個別指導にお子さんを通わせる親がここ最近多いようです。